割と内容に偏りがある日々の記録。
自由気ままに好きなこと綴ってます。
何もないところですがごゆっくりどうぞ。
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OSSと同じく、エグゼ2の一部とエグゼ3は、プレイ当時につけたセリフメモなるものがありまして、その紙の山を読み返していたら、まもるくんの病気発覚のところで、ロックはなにを考えていたのかなぁと。
あのシーンは、ロックがやたらセリフ少ないんですよ。
熱斗視点で話が進むから仕方ないんですが、まもるくんに語りかけるのが熱斗ばっかりで、ロックはずっと見守ってる感じで。
いろいろと思うところがあったのかもしれない。
なので、ロックがこのときどんな心境だったのか知りたいという思いから、なんとなく書いてみました。
つーかマンガでかきたかった。かけないけど。
まもるくんと彩斗兄さんのツーショットってあんまりみかけないんですよね、ありそうなのに。
ロックサイドです。(っていうかロックの独白)
あのシーンは、ロックがやたらセリフ少ないんですよ。
熱斗視点で話が進むから仕方ないんですが、まもるくんに語りかけるのが熱斗ばっかりで、ロックはずっと見守ってる感じで。
いろいろと思うところがあったのかもしれない。
なので、ロックがこのときどんな心境だったのか知りたいという思いから、なんとなく書いてみました。
つーかマンガでかきたかった。かけないけど。
まもるくんと彩斗兄さんのツーショットってあんまりみかけないんですよね、ありそうなのに。
ロックサイドです。(っていうかロックの独白)
「うん、ここにずっと入院してるんだ。『H・B・D』っていう心臓の病気なんだって」
まもるくんのその言葉に、初めは聞き間違いかと思った。
H・B・D。
そう、ボクの、光彩斗の命を奪った病気。
一瞬ぐらりと、目眩のようなものに襲われ、ボクは茫然と立ち尽くしていた。
言葉が出ない。
寂しそうに話すまもるくんを、熱斗くんが元気づけてあげている。
「…く、くるしい!」
「!?!?」『!!!』
まもるくんが急に苦しみはじめた。
あわてる熱斗くんをよそに、ボクは必死にまもるくんに呼びかける。
同じだ。あの頃のボクと同じ。
急に心臓が締め付けられて、息ができなくなったかと思ったら、発作が始まって更に苦しくなる。
イタイ
コワイ
クルシイ
ボクの大嫌いな、できれば覚えていたくなかった記憶。
『経験者だからね』
震えそうになる声を、必死におさえながら、熱斗くんに告げる。
この子はさっき、3歳のときからこの病院にいると言った。
3歳のときから、ずっと悪夢のような病気と戦い続けている。
ボクが1年も戦い抜けなかった病気と。
どんなに怖かっただろう。
どんなにつらく苦しい思いをしてきたんだろう。
今はトクントクンと鼓動をうつこともない、ボクの体の真ん中あたりが、ぎゅっと締め付けられるような気がした。
なんとかしないと…助けなきゃ!
焦る気持ちをおさえ、どうにか理性を保ちながらボクは叫ぶ。
『熱斗くん!お医者さんを早く!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まもるくんを元気づけるために、コオリホウガンを手に入れたボクたちが
彼の病室へ行くと、さっきよりは落ち着いた様子で彼はベッドに横になっていた。
熱斗くんが、まもるくんに手術を受けさせようと説得を始める。
でも、まもるくんの表情はどんどん曇る一方だ。
「きっと、今度も治らないんだ…、もう、いいんだ」
光の消えた瞳で、絶望の色を含んだ声で放たれた言葉。
その瞬間ボクはまもるくんになにかを言いかけたんだ。
なにを?
『頑張れ!』?
『あきらめちゃだめだ!』?
ボクに、そんなことが言える?
病(たたかい)に負けたこのボクに?
頭の中がぐるぐるする。
ああ、言いたい言葉が見つからない。
「バカっ!!簡単にもういいんだなんていうんじゃねえ!!」
ハッとして、ボクは熱斗くんを見た。
必死な顔。すごい剣幕だった。
でもすぐに、普段あまり見せない真面目な表情になり、まもるくんに語りかける。
……。
熱斗くんは…、熱斗は知らないはずだ。
1歳の頃の記憶なんて覚えてるはずがない。
ボクがどれだけ苦しかったかなんて知るはずがない。
そんなことは頭でわかっているのに。
なぜだろう。
こんなにも胸が熱いんだ。
今にも涙があふれそうなんだ。
熱斗が、そんな風に思っていてくれたことが、ただただ嬉しくて、切なくて。
まもるくん、熱斗くんの言うとおりだよ。
あの頃と違って、H・B・Dは現代なら不治の病なんかじゃない。
治る可能性があるなら、お願いだよ。
ボクが生きたくても生きられなかったこの世界を、どうかきみが代わりに生き抜いて。
勝手な思いだって、おしつけだってわかってるけど、ボクはきみに生きてほしいんだ。あきらめてほしくない。
「手術を受けられなかったお兄さんのぶんまで頑張ってくるよ!!」
熱斗くんの必死の説得に応じてか、笑顔でそう言ったまもるくんに、ボクは嬉しくて胸がつまった。
ああ神様、もしこの世に神様がいるのなら、この子に生きるための力を貸してあげてください。
小さな体で、今再び立ち向かおうとしているこの子が、どうか病気に打ち勝てますように…。
************************************************************************
場面が場面なのでどうしてもしんみりしちゃいますね。
このシーンは、ただひたすら重いなー重いなーと感じながらプレイしていた気がします。
最後の、
『頑張ってねまもるくん!もし熱斗くんのお兄さんがその言葉を聞いてたらきっと喜ぶと思うよ』
には涙腺崩壊です。
さいとにいさああああああああああああああん!!!!(´;ω;`)
ロックにしてみれば、『ボクの分まで頑張ってね』って事情を知らないまもるくんに直接言えないのがまたつらいところで。
数少ないロックのセリフを見ていると、全部主観で話しているように感じます。
「やけに詳しいな」に対しての、『経験者だからね』
"ボクの"いのちをうばった
そして、知識だけでは到底できないであろう、経験者ならではの迅速な対応。
どこにも、1歳のときの(厳密には1歳未満)、病気の苦しい記憶なんかは記されていないんですが、これだけ主観で話されると、記憶持ってるんじゃないの?と思ってしまいました。
自分は、持っているという認識でいますけど。
だけどそうすると、死ぬ間際の記憶まで持ってるのかな…とつらくなっちゃいますけどね…。
あのシーンで、口数の少なかったロックが、熱斗とまもるくんの会話を聞きながら、なにを考えていたのかな、というお話でした。
ちなみに、「まもると彩斗」ってタイトルは、セリフメモ紙の一番上に書いてあった「第5話まもると彩斗」ってのをそのままつけました。
ほかにも、「ウラランク3位」とか「さらばデカオ」とか「ヒノケンのたくらみ」とかタイトルがついてる(笑)
どうも勝手に妙なタイトルつけるのが好きだったようで。過去の自分。
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